人生と諸行無常

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人生とは生活の流れと共に徐々に変化していくものです

生活に変化がない

「あーなにかいいこと起こらないかなぁ」「なんでもいいから刺激がほしい」「いつになったら彼氏(彼女)できるんだろ」など生活に変化がないと感じて何かしらの変化がほしいと日々思い悩んでいるのではないでしょうか。変化をつけるために必要なことは何だと思いますか?

それは  諸行無常  を意識付けることです。

諸行無常とは

諸行無常という言葉を聞いたことはあるでしょうか。わたしは平家物語の冒頭を思い出しますね。「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。」意味は「この世のすべてのものは変化し続ける。沙羅双樹も朝に美しく咲くが夕方には散ることからどれだけ美しかろうと勢いがあろうと必ず衰えてゆくものである」らしいです。要はこの世のすべての事象は等しく変わりゆくものだということです。自分の生活に変化がないと感じている人との対比にもなりますね。

生活の変化

あなたは今何をされてる方なのでしょうか。小学生?中学生?高校生?大学や専門学校等の学生?社会人?退職して老後を迎えられてるのでしょうか?何でも構わないのですが今までの人生を振り返ってみるとどうでしょうか。様々な変化があったと思います。特に人間関係を意識するとわかりやすいかなと思います。

中高生や学生なら学生なら小学校から今までの友達や先生の変化を振り返ってみましょう。

小学生なら保育園や幼稚園に入園する前から卒園する前の周りで関わることの多かった人の移り変わりを振り返ってみましょう。

社会人なら今までの小中高を含む学生時代の人間関係の変化を振り返ってみましょう。

退職して老後を迎えられている方なら今までのライフステージごとの人間関係の変化を振り返ってみましょう。

どうでしょうか。自分の周りにいる人はどんどん変わっているはずです。生まれてから入園するまでは家族や親族と関わることが多かったと思います。入園や入学をしてからは友達と関わることが増えたと思います。小中高と学校や学年が変わるだけで友達や仲間、先生も変わっていったと思います。大学生や社会人になれば全く新しい人と関わることになったと思います。このように人間関係は時の流れとともに変化しているのです。

とはいえ、これは大きな視点での話ですし過去の人間関係の変化なので、過去じゃなくて今の生活に変化がなくてつまらないんだよと思われているかもしれません。なので、今に着目して人間関係の変化を見てみましょう。学生や社会人なら通学や通勤の際に自転車や電車を使われるでしょう。もうすでに退職されているなら散歩や買物などに行かれると思います。誰であれ多かれ少なかれ外と関わる機会はあると思います。外に関わる以上は色んな人を目にすると思います。そして、目にする人たちは毎日変化しているはずです。徒歩や自転車で道路を通っていても周りにいる人や車が毎日同じということはないでしょう。電車通勤であってもよく見かける人はいるかもしれませんが周りの乗客が毎日同じということはないでしょう。こうした変化は意識するかしないかの差です。日常のほんの小さな一部でありどうでもいいことかもしれませんがほんのちょっとでも興味を持ってみてください。変化を楽しむのではなく変化を意識するという話です。毎日が違って見えてくるはずです。

なぜ生活に変化がないと思うのか

自分の生活を振り返ったときにあらゆるところに変化が生じているはずなのになぜ生活に変化がないと思う人がいるのでしょうか。これには以下の理由があります。

・漠然とした視点で生きているから

漠然とした視点で生きているから

先述した通り、生活の中の人間関係の変化に絞っても毎日のように変化が生じています。なのになぜその変化に気づかないのでしょうか。それは普段から漠然とした視点で生きているからです。我々は生活の中で行動をする際、その行動には何かしらの目的が伴います。買い物をする・仕事に行く・友達と遊びに行くなどです。そしてこの目的を達成するまでの過程を想像しながら行動しています。例えば、「今日はスーパーと薬局と銀行を回りたいから薬局から先に行ってこういう道順で・・・」「待ち合わせ場所にこの時間に着くには何時までに家を出て何時の電車に乗ってここで乗り換えして・・・」などが挙げられます。これが漠然とした視点で生きているということです。個人の視点のみで周りの環境が視界に入っていても視点には映らない。要は自分のことばかりで周りが視えていないのです。

諸行無常を意識付ける

永遠に変わらぬものなどありはしません。変わっていないように視えて実は変わっているのです。自分と身の回りの環境を観察すれば自ずと変化に気づけるはずです。ぜひ諸行無常を意識してあなた自身の変化の可能性を信じていただけると幸いです。

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